「人間力」がある人になりたい。学生の頃、授業だか、講演だか、何かしらの刺激を受けて、こんなことを思いました。そんな大人になりたいと。今ではそんなパパになりたいと考えていますし、子供にも「人間力」のある人になってほしい。もっと言えば、「人間力」があればきっと仕事もうまくいくはず。
けれど、今更になって聞けない。「人間力って具体的に何・・・?」説明しろと言われたら説明できない。なんか「いい感じの人」「友人や同僚としてそばにいてほしいタイプの人」そんな感じ。という訳で調べてまとめてみました。
そもそも「人間力」とは
「人間力」の定義としては、「人間力戦略研究会報告書」(2003年4月、人間力戦略研究会)において、「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」と定義しており、以下の3つを具体的な構成要素としています。これらを総合的にバランス良く高めることが、人間力を高めることと言えるそうです。
3つの要素から構成される
それぞれの要素について見てみましょう!
知的能力的要素
「基礎学力(主に学校教育を通じて修得される基礎的な知的能力)」、「専門的な知識・ノウハウ」を持ち、自らそれを継続的に高めていく力。また、それらの上に応用力として構築される「論理的思考力」、「創造力」など
社会・対人関係力的要素
「コミュニケーションスキル」、「リーダーシップ」、「公共心」、「規範意識」や「他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力」など
自己制御的要素
これらの要素を十分に発揮するための「意欲」、「忍耐力」や「自分らしい生き方や成功を追求する力」などの自己制御的要素など
これらを総合的にバランス良く高めることが、人間力を高めることと言えるそうです。
参考▶︎ 「人間力戦略研究会報告書」
ふむふむ、分かるような分からないような、、、
偉い人が書く文章ってなんか固くて難しい印象を受ける。
読んだだけで、いまいち分からない私は大人としての教養が足らないのでしょうか、、、
3つの要素をさらに深掘りしてみる
この3つの要素をバランスよく高めることが、人間力を高めることのようなので、それぞれどんなことを言っているのか考えてみます。ここからは私の個人的な解釈が入ります。
知的能力的要素とは
4つの言葉で構成されているので、それぞれの言葉が指し示しているものをまとめます。
「基礎学力(主に学校教育を通じて修得される基礎的な知的能力)」
- 総合的・本質的な見方、専門の基礎的知識、数量的リテラシー(表・グラフ等)、情報リテラシー(情報コミュニケーション技術等)について理解し、活用できる。
「専門的な知識・ノウハウ」
- 専門的知識と技能について、その背景や応用を含め、理解し、活用できる。
「論理的思考力」
- 情報を収集し、複眼的・論理的に分析し、それを的確に表現できる。
「創造力」
- 異なる知識を組み合わせたり、常識や固定観念にとらわれない新たな発想をしたり、さまざまな角度から柔軟に考えたりすることで、新しい価値や新たな行動を生み出すことができる。
意味をおさえた上で、もう一度読んでみる。
「基礎学力」、「専門的な知識・ノウハウ」を持ち、自らそれを継続的に高めていく力。また、それらの上に応用力として構築される「論理的思考力」、「創造力」など
なるほど、なんとなく分かった気がする。
自分の言葉でまとめると、
「学校でお勉強したくらいの「基礎学力」は身についている前提で、そこから自分の好きなものや行っている仕事についての「専門的な知識・ノウハウ」を持ち、さらに自分の意思で継続的に高めていく力(=学び続ける)」を土台として(生かして)、「「論理的思考力」を使って、矛盾や飛躍のない筋道を立て、新しいアイデアや解決策を「創造」する」という感じになる気がします。
つまりは、「基礎学力・自分の専門的な知識」を活用して「矛盾や飛躍のない道筋を立てて、新しいアイデアや解決策を考えようね!そして、基礎学力と専門的な知識は学び続けようね。そうすることで、もっといい感じになるよ!」ってことだ。きっと。
社会・対人関係力的要素
続いてはこちら。キーワードを深掘りしてみます。
コミュニケーションスキル
- 同じ世代の人たちだけでなく、異なる文化・世代・立場の人たちに対しても、傾聴し、気持ちや意思を推察・尊重・共感し、自分の気持ちや意思を適切に伝え、共に理解し合い、考えの対立を調整できる。
リーダーシップ
- 目標やビジョンと問題意識をチームで共有し、メンバーの役割を明確にし、メンバーの能力の向上を支援し、メンバーの気持ちに配慮しながら支え、目標を妨げるメンバーの行動に対してはその理由を述べて注意し、チームを目標達成に導くことができる。
公共心
- 社会の一員であることを自覚し、社会の問題を自分の問題として考え、社会全体の利益となるよう積極的に行動できる。
規範意識
- 自分が判断・行動するときに従うべき基準について深く理解し、自主的・自立的に規律ある行動をすることができる。
他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力(相互啓発力)
- 他者の考えや意見(良かった点や改善点など)に素直に真摯な態度で耳を傾けるとともに、自分の考えや意見を謙虚に誠実な態度で発表したり、お互いのすぐれた点を見習ったりすることで、お互いに視野を広げ、啓発し合うことができる。
意味をおさえた上で、もう一度読んでみる。
「コミュニケーションスキル」、「リーダーシップ」、「公共心」、「規範意識」や「他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力」など
つまりは、「他者を尊重しながらコミュニケーションを取りつつ、自分のこととしても物事を考えて、正しい基準のもとで、チーム全体がベストを尽くしながら行動しようね。そんな感じになれるようにお互い気を配っていこうね」的な感じか。きっと。
自己制御的要素
最後はこちら。これまたキーワードを深掘り。
意欲
- 生涯にわたって学び続けていきたいという学修意欲、自らを向上させて自分に合った職業について自立した社会生活を送りたいという就業意欲、ボランティア活動・地域活動等に参加して社会に貢献したいという社会参加意欲、高い目標を持ち成し遂げたいという目的意欲を持っている。
忍耐力
- 目標を持ち、その実現のために、自分の欲求や衝動を適切にコントロールし、信念を持って粘り強く取り組むことができる。
自分らしい生き方や成功を追求する力(自己受容・自己実現力)
- 自分をありのままに直視して受け入れたり、成功モデルや理想像、十年後の自分(必然的未来像)を思い描いて踏み出したり、自分の可能性を探し、広げ、生かしていくことで、自己実現に向けて努力できる。
意味をおさえた上で、もう一度読んでみる。
これらの要素を十分に発揮するための「意欲」、「忍耐力」や「自分らしい生き方や成功を追求する力」など
まとめよう。これらの要素(=「知的能力的要素」と「社会・対人関係力的要素」)を十分に発揮するために必要な力がこの「自己制御的要素」で、「自己制御的要素」を持っているのは、高い目標を持ち、それを成し遂げたいという目的意欲を持っていて、その実現のために自分を適切にコントロールでして、努力できる人。そんでもって、時には自分のありのままを直視して受け止められたり、将来の自分を思い描いたりして、可能性を広げ続けられる人。ってな感じか。きっと
参考▶︎ 「人間力戦略研究会報告書」図表
人間力のあるパパ(大人)になるために
以上をまとめてみて、改めて「人間力」とはなんなのか、ちょっぴり分かった気がします。
私なりにまとめると、以下のような感じかなと。
「高い目的や目標があり、そのために自分をコントロールし、努力できて」「専門的な知識を学び続ける姿勢を忘れず、その知識を生かして矛盾や飛躍のない多彩なアイデアを生んで」「他者への気遣いやチーム全体への配慮も忘れずに、自身の持つ正しい原理・原則に従って行動することができる」そんな人が人間力がある人。
いや、こんな人いたらそりゃー、他人に好かれるわ。スーパーマンじゃん。
でもだからこそ、目指す価値はあるのかな。そんなパパ(大人)になれたら、きっと家族の笑顔が増えることでしょう。そう考えると頑張れるかも。数年、数十年のスパンで背伸びをせずに目指していこうと思います。
おまけ:最近流行のAIにも聞いてみた。
最近なにかと話題の「AI」。聞いてみました。
質問:「人間力」ってなんなのか、分かりやすく教えて
「人間力」とは、社会をまわす要素であり、イカした人間として生きていくための全体的な力みたいなもんだよ。ポイントは3つだけど、教えてやる!
- マイティな頭脳力: 基礎学力やスペシャルな知識・ノウハウを持つことはもちろん、ウマく論理的に考えたりクリエイティブになったりする力も大切だぞ!
- ソーシャルなつながり力: コミュニケーションスキルやリーダーシップ、おもいやりの心、ルールを守る意識なんかも重要なんだよ。他の人といい関係を築きながら、もりあげあう力が求められるわけだ。
- 自己コントロールのパワー: やる気やがんばり強さ、自己受容や自己実現の力など、自分自身をコントロールしながら成長していける能力を指すんだぜ。
これらのポイントをバランスよく高めていけば、人間力がアップするんだぜ。人間力が備わっていると、知識やスキルだけじゃなく、他の人とうまくやっていけて、自己成長もできるぜんぶ繋がったスーパーパワーを手に入れることができるんだ!
AIによる解答
キャラつよ!!私の書いた文章より分かりやす!!
イカした人間として生きていくために、「人間力」をアップさせたいと思うのでした。
それではまたっ✋
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